気がつかない性格になっていた。

若い時は化粧しなくても白い肌に自信たっぷり、他人からスッピンなの?うらやましいと言われることに優越感さえあった私です。
しかし、そうであったからこそ、気がつかない性格になったのでしょう、化粧崩れに。

 

白い肌が自慢の私は日焼けブームにも乗らず、その後の美肌ブームには日焼け止め少々ぬって、ほかに何も特別な対応をすることはなかったのです。

 

ところが、一つ、私は夏になると憂鬱になることがありました。

 

それが異常なまでの汗なのです。それでも脇の下などはパウダーイン汗取りシートなどで対応し、若いうちはほぼスッピン顔には日焼け止め程度でした。

 

それも、若くてぴちぴちしているときのこと、人間は必ず歳をとります。
顔汗は季節的なものと緊張とで次第にダブルパンチ状態になってきます。
ホルモンバランスの乱れも加味されてくるからです。

 

さすがにスッピンとはいかなくなってくると、お化粧も少しずつ濃くなっていきます。
さあ、ここからが問題です。もともと、汗かいたら、拭いて日焼け止めをぬりなおす程度だったのですから、それ以上考えなかったのです。

 

ところが、汗をぬぐう回数が多かったある日の夕方、明るい場所の鏡を見て、びっくりです。
これ何?仮装大会か・・・と絶句です。

 

お化粧品の、あちらがはがれ、こちらがはがれ、赤ら顔、しみ、そばかすがこんにちは、状態です。
なぜか、はがれてほしくないところに限って、お化粧ははがれるものだと実感します。
慌てて化粧直しをするものの、この顔で、一日中様々な人と接して、話をしたのかと思っただけでも赤面です。
赤い顔がますます赤くなります。

 

そういえば、マスクの時期が過ぎてもマスクしている人の中には、お化粧品節約組がいると聞きます。
私も実はその一人です。学生のころから、あまりお化粧する習慣がなかったせいか、化粧品がやたら高価に思えるのです。
かといって、スッピンで歩くこともおこがましくなった近年、ベースのファンデーションもパウダーでは肌のくすみがカバーできなくなり、
クリーム、リキッドの重ね塗りになっています。最後の仕上げがパウダーですが、これらのベースメイクを節約すると、これもまた
崩れた時には恥ずかしい思いをします。

 

疲労が顔に出るようになると、肌が荒れ、粉吹き状態にもなりえます。
その粉がはがれると、下のベースがでてくるので、これが厄介です。
濃いベースを用いるのに、ワンポイントシミかくし、リキッド、クリームを少量ずつ部分使い分けしているために、
まるで顔は幼児のお絵描きです。

 

見方によれば芸術的な顔ではありますが、これはまぎれもなく、恥、に違いありません。
しかも、笑いシワにのめりこんだ濃厚なファンデーションは、
一本一本のシワを強調してくれていて、最悪です。
化粧品と化粧崩れにはくれぐれも注意を、自分に言い聞かしている昨今です。